氷帝カンタータ
第12話 シーサイドワルツ
「図書館なんて久しぶりに来たなぁ。」
夏がついに本気を出して、最高気温37度を叩きだしたある日。
勤勉な私は夏休みの宿題を終わらせるために地域の図書館に来ていた。
ジリジリと焼けるアスファルトの上を歩いてきたので、汗が次々に頬を伝う。
一刻も早くクーラーでひんやり冷やされた図書館に入りたい。
自然と歩みも早くなり、気づけば図書館の自動ドアの手前まで辿り着いていた。
最近来てなかったけど、こんな近代化されてたんだなぁ。
自動ドアが開くと、求めていた冷たい空気が体を包み込んだ。
久しぶりすぎて館内の構造がわからないので、真っ先に館内地図を探す。
「…海の資料は…、3Fかな。」
そう。何を隠そう夏休みの1番の強敵、自由研究を片付けるために今日はやってきたのだ。
がっくんに一緒にやろうって誘ったら、1秒で断られちゃったけどね。
ふーんだ、アイス食ってだらだらしてブクブク太って飛べなくなればいいんだ。
飛べないがっくんなんてただのおかっぱだ!
そんなことを考えながら階段を上ると、既に机は人で埋め尽くされていた。
こんなに快適だと、図書館で過ごす人もそりゃ多いよねぇー…。
空いてる席はないかと、探しながら歩いていると…
「…あれ?ぴよちゃんさまじゃん。」
「………どうも。」
あからさまに嫌そうな顔で振り向くぴよちゃんさま。
図書館だからあんまり騒げないけど、とりあえず出会えた喜びを伝えるために
投げキッスをしてみたら、盛大に舌打ちをされてしまった。
そんなに眉間に皺よせてると素敵な顔が台無しだよ。
「ねぇ、ぴよちゃんさまも夏休みの宿題しにきたの?」
奇跡的に空いていた席が、ちょうどぴよちゃんさまの隣だったので
私は運命を感じながらドカっと腰を下ろした。
ぴよちゃんさまが席を立とうとするのを捕まえて、問いかけてみる。
「宿題なんてもう終わりましたよ。」
「ナイスぴよちゃんさま!じゃあ私の宿題てつだ「失礼します。」
「わー!待って待って!」
つい大きな声で叫ぶと、周りの人からギロっと睨まれてしまった。
ついでにぴよちゃんさまもそれに負けない勢いで睨んでるし。
やだ、怖い。公衆の面前で攻め立てられるなんて何プレイですか。
「と…とりあえず、あっちで話そう。」
今度は睨まれないように、ちゃんとひそひそ声でぴよちゃんさまに耳打ちする。
談話室の方へ無理矢理彼を引っ張っていくと、渋々ついてきてくれた。
「…はー、図書館って本当…我慢大会だよね…。」
「少しは静かにできないんですか、もう何歳になるんですか。」
「…ぴよちゃんさまより先輩なんですけどー。」
「だったら先輩らしい行動をとってください。」
はぁー、と大げさにため息をつくぴよちゃんさま。
これは本気で呆れかえっている…まずい、このままじゃ先輩としての威厳が…
あ、そう言えばぴよちゃんさま宿題終わったっていってたよね。
「ぴよちゃんさまは自由研究何にしたの?」
「…………あ。」
「…あっれー、もっしかして忘れてたのー?」
「………。」
「よかったねー!先輩である私が言ってあげなかったら夏休み一日前に慌てるところだったねー!」
「…………。」
「そうだ、偉大なる先輩が一緒に手伝ってあげるよ自由研究!ね、そうしよう!いやー、よかったね!」
「…初めて跡部さんが先輩に手をあげる理由がわかりました。」
「っちょ…やめてよ、ぴよちゃんさままで跡部みたいになったら私は何を拠り所に生きていけばいいのよ。」
心底うざそうな顔で、またもや盛大なため息をつく。
もー、助けてあげたのに何ですかその態度は!先輩怒っちゃうぞ!
「あのね、私は海に行くと何故人間は開放的になるのかっていうのを研究しようと思ってるの。」
「それは明らかに夏休みの自由研究の範囲を逸脱してませんか。大学論文レベルの課題ですね。」
「…海ってさ、女の子は下着同然の姿で走り回ってるし、カップルなんかは平気でいちゃいちゃするでしょ?」
「……まぁ、開放的なイメージはありますね。」
「でしょ?だから、その原因を解明してゆくゆくはぴよちゃんさまと開放的な関係になろうと…」
「もう帰っていいですか。」
「…つれないなぁ。先輩に付き合うと思って、手伝ってよ!ぴよちゃんさまの研究も手伝うからさ!」
「別に1人でやれるんでいいです。」
相変わらず先輩に対する目とは思えない程の蔑んだ視線を浴びせてくるぴよちゃんさま。
談話室から出ていこうとするぴよちゃんさまのシャツの裾を掴んでみるものの、
「いい加減にしろよ」とでも言わんばかりの表情で威嚇されてしまう。
「……明日さ、海行かない?」
「行きません。」
「折角ぴよちゃんさまと運命の再会を果たしたわけだし、これは神様のおつげだと思うの。」
「昨日も部活で会ったでしょう、あなた本当に何言ってるんですか。」
「………あ〜あ!こないだのアレ…私、と〜っても傷ついたなぁ〜。」
「何のことですか。」
「ほら、ぴよちゃんさまに告白してきた女の子、いたでしょ。」
あれはつい3日前のことだった。
校舎裏にゴミを捨てに行った時、何やら女の子とぴよちゃんさまが話しているのを発見した。
またいつもの告白かなぁと思って見ていると、やはり女の子の方がシクシクと泣きだした。
あぁ、モテる男はつらいね…ぴよちゃんさまも胸が痛むよね…
だってぴよちゃんさまには心に決めた人がいるもんね、私っていうお姫様が…
と、脳内お花畑な妄想を繰り広げつつも覗き見していると、
なんということでしょう
女の子の方から、ぴよちゃんさまに
ちゅーをかましやがったのです
…本当にあの時は初めて自分が憤死するんじゃないかと思って焦ったよね。
ぴよちゃんさまのキッスを奪って行くなんて、あいつはどこのキャッツアイかと思ったよね。
最近の娘っ子は肉食だなぁ、なんて思いながらそろそろ飛び出して行ってやろうとしたんですよ。
そしたら、そこからですよ。ここからが奇跡体験アンビリーバボーです。
「…日吉君、付き合ってる人いないんだよね…、お試しでもいいから付き合ってよ。」
「………付き合ってる人いるから。」
「ウソ!そんな噂聞いたことないもん!」
「…バレないようにしてるんだよ。」
もうこの辺でさっきまで肉食満開ではぁはぁしてた娘っ子はまた目に涙をためてるわけですよ。
はんっ!お色気攻撃なんかで氷帝テニス部の鉄の処女、ぴよちゃんさまが落ちると思ったら大間違いですよーだ!
「…わかった…。日吉君のこと諦めるから、その彼女が誰なのかだけ教えてよ。」
「………3年の先輩。」
やっだ、私ったらぴよちゃんさまともう付き合ってたんだ☆
心の奥底で私達、つながってたんだねってえええええええええええ!!!
ガタガタッ
思わぬぴよちゃんさまの告白に、つい持っていたゴミ箱をぶちまけてしまった。
その瞬間、2人がこちらに気づき…
女の子は私を確認すると、なまはげもびっくりの鬼の形相で睨み倒した後、
涙をじわじわと貯めて走って行ってしまった。
まぁ、あの娘っ子は置いとくとして……さ…。
「私って…、出会ったときからぴよちゃんさまと運命の糸で「すいませんでした。」
そうだよね、なんかの勘違いだよね、わかってました。
でももうちょっと夢見させてくれたっていいじゃん、早いよ。
「あ…あの、どういうこと…かな?」
「……本当にすいません。最近この手の呼び出しが多くて…彼女はいないって言うと、引き下がらないんです。」
わかる、わかるよその気持ち。
だって私が女の子なら「彼女いないんならいいじゃーん!ちょっと付き合ってみてさー、お試しでさー!」
って3時間ぐらいは粘ると思う。特にぴよちゃんさま相手なら。
「…で、私をカモフラージュに使った…と…。」
「……すいません、殴ってくれても結構です。」
体を90度に折り曲げ、誠心誠意謝罪してくれるぴよちゃんさま。
べ…別にいいけどさ…ちょっと胸がときめいたからそれでチャラだけどさ…!
でもタダですませるのももったいない気がするから、私は行動に出た。
「ひ…ひっど〜い!女の子の気持ちをもてあそぶなんて…ぴよちゃんさま最低〜!」
「…すいませんでした。」
「そんな奴には…こうしてやる〜☆」
さっきの娘っ子の真似をして、あわよくばぴよちゃんさまにキッスをしようと
ネクタイをぐいっと掴むと、脊髄反射的な早さでおでこに手刀をくらってしまった。
……あれ、さっきの女の子は上手くいってたのに何故。
「す…すいません、体が先に反応してしまって…。」
「…っく…さっきの子は良くて、私は駄目だっていうのかこの野郎!!」
「すいません、体が正直すぎて。」
「あの後なぁ…ぴよちゃんさまのファンクラブから10回以上は呼び出されたなぁ〜…。」
「………あの時はすいませんでしたって謝ったじゃないですか。」
「あ〜あ、もし明日一緒に海行ってくれたらあの時の傷も癒えるんだけどなぁ〜…。」
チラッチラっとぴよちゃんさまの顔色を窺うと、ギリリと唇を噛みしめていた。
そん…そんな怒らなくても…っていうか私むしろ被害者だからね!
あの後、めっちゃ女の子たちに決闘挑まれたんだからね!無駄な仕事増やしやがって!
「……わかりました。」
「え!まじか!」
「ただし、これでチャラですよ。今後一切その話題は出さないでくださいね。」
「わーっかってるって!よっしゃー!」
その日は嬉しすぎて、下調べどころじゃなかったです。
ぴよちゃんさまの隣で、海の文献を調べながらつい妄想してむふむふ言ってると
汚れたものでも見るような目で一瞥されてしまいました。
けど、それさえも今の私にとってはご褒美なのだよ、日吉君。
妄想乙女は無敵なのだ。
・
・
・
「う…っわ、海水浴客だらけだねー!まさに開放的!」
まだまだ昼間の太陽が照りつける中、私達は地元の海水浴場に来ていた。
この開放的な光景を見るだけで心はトロピカルになってしまうわけで。
ついついビーチサンダルを脱いで砂浜に駈け出してしまいますよね。
「ぴよちゃんさまー!私着替えてくるね!」
「……じゃあ、そこの売店前集合で。」
「了解!じゃあ後で!」
むふふー!なんか今のカップルみたいじゃなかった?
もう海水浴の研究とか完全に忘れちゃう程、今の私は浮かれている。気持ち悪いぐらい浮かれてる。
ぴよちゃんさまどんな水着着てくるのかなぁ…
もしかして競泳用のブーメラン水着だったりして!?
ちょ…そんなん目のやり場がないよ、どうしよう…
でもでも、ちょっとブカブカのトランクスタイプの水着も男らしくて素敵だよねぇ…
「……おまたせしました。」
売店前で水中ゴーグルを振りまわしていると、颯爽と現れたNICE☆GUY。
予想通り、控えめな紺色にワンポイントのはいったトランクスタイプの水着。
……あ…っぶない、涎だ。
男の子の水着見て涎たらすって相当末期だよ、私。落ち着け、私。
「ぴ…ぴよちゃんさま、ちょっと腹筋触っていい?」
「いいと思いますか?」
いつものように、呆れた目線で睨むぴよちゃんさまも何だか今日は刺激的に見えるな☆
これも開放的な海のせいかな☆なーんて☆
言ってる間に、すたすたと海の方へ歩いて行ってしまうぴよちゃんさま。
一緒に入ろうと思ったのに、彼は軽く準備体操をして、さっさと入水してしまったではないか。
「ぴよちゃんさま、待ってー!ゴーグル持ってきた?」
「…………持ってきてませんけど。」
「そんなことだろうと思って、ほら☆二つ持ってきたよ!」
私は既にしっかりとゴーグルを装着し、片手にぴよちゃんさま用のゴーグルをぶらさげている。
きゃぴ☆っと、出来る女子をアピールしてみるものの、ぴよちゃんさまの表情は変わらない。
「………っふ。」
「な!何?!何で笑ってるの?」
「……そんなガチのゴーグル持ってきてる人いませんよ。海水浴に。」
…確かに、そう言われてみるとカップルで来てる人も
女の子の集団で来てる人も、浮き輪やビーチボールは持ってても
ゴーグルをかけてる人がいない…、え、なんで泳げないじゃん。
「…皆、海に何しに来たんだろうね。」
「先輩は何しに来たんですか?」
「いや、海に来たんだからブイまで泳がないと駄目っしょ。」
水平線のかなたにみえるオレンジ色のブイを指差すと、またぴよちゃんさまが噴出した。
…私が今まで考えていた海水浴は、もしかして皆が指す海水浴とは別物なのだろうか。
「……泳ぎましょうか。」
一通り笑ったぴよちゃんさまは、爽やかな笑顔で私の手からゴーグルを受けとった。
太陽の光が海面に反射して、ぴよちゃんさまの顔がキラキラしてる。
頭の中のBGMは松浦○弥の「トロピカル☆恋してる」
やっぱり海って、人を開放的にする魔力を持ってるよ。
「ぴよちゃんさま、平泳ぎしなきゃダメよ、平泳ぎ。」
クロールでばしゃばしゃと泳ぐぴよちゃんさまに、
私は立ち泳ぎで顔だけ水面に浮かせて、会話をする。
ぴよちゃんさまもそれに応じて、こちらを振り返った。
「…………なんでですか?」
「ばしゃばしゃしてるとクラゲに刺されるからね。これ海の常識よ。」
「……っふ…。」
「また笑ってる!笑いごとじゃないよ!足つってもしらないからね!」
「…わかりましたって。」
それから2人で平泳ぎをして、やっとブイまでたどりついた。
遠くから見るとオレンジ色のブイは、近くで見ると海藻やら藻やらがからまってどす黒い色をしている。
ここにくるまで大体何mぐらいだっただろう。
思ったよりは遠くなかったな、なんて思いながらぴよちゃんさまを見ると
彼はゴーグルをおでこにあげて、ついさっきまで立っていた砂浜の方を眺めていた。
「…気持ちいいね、海。」
「……悪くはないですね。」
「なんで誰もこっちまでこないんだろうね。」
「海水浴って、海辺で軽く遊ぶぐらいのことですからね。」
「………なんか急に恥ずかしくなってきた。」
「今さらですか。」
「ぴよちゃんさまも、あっちにいるカップルみたいに浮き輪できゃっきゃうふふしたかったよね。」
「いえ、まったく。」
「ごめんね。私といちゃいちゃしたかったよね。」
「とんだ見当違いですから、気にしないでください。」
淡々とぴよちゃんさまは答えるけど、なんか急に切なくなってきた…。
私、折角ぴよちゃんさまと海水浴に来たっていうのに何で遠泳なんてしてるんだろう。
ここに来るまでほとんどしゃべってないからね、私達。
必死に平泳ぎしてたからね。私なんてビキニで平泳ぎしてるんですよ、今思うとすげぇな私。
…くっそ、初めっからやり直したい…!
もう1回売店の前からやり直して、一緒にかき氷食べたり浮き輪でぷかぷかしたい…!
ブイに覆いかぶさってぐったりとうなだれること5分ほど。
私がぶつくさ自分に対する反省を呟いていると、ぴよちゃんさまが口を開いた。
「……こういう海水浴もいいんじゃないですか。」
「…え?」
「少なくとも、浮き輪で浮いてるだけの海水浴よりは楽しいですね。」
「…ほんと?」
「先輩が女子の真似ごとなんかしても上手くいくわけないじゃないですか。」
「おい……、おい。」
「…………あの時とっさに先輩の名前を言ってしまったのは…」
「……。」
「…先輩と居ると、退屈しないからかもしれません。」
フッと目を細めて笑うぴよちゃんさまの顔はやっぱりキラキラしていた。
そんな顔で見つめられたら…涎どころじゃありません。
興奮しすぎて今にも叫び出しそうだし、ブイを超えて大海原まで泳ぎだしてしまいそうです。
あぁ、もうなんかこのまま海と同化してぴよちゃんさまのその肢体を包み込みたい!
私……もう哺乳類やめてもいい!
少しぴよちゃんさまの頬が赤く染まってるのは日焼けのせいなのか、何なのか。
「そろそろ帰りましょう」といって、勢いよく平泳ぎしていく彼を見つめて
私は、胸をときめかせるのでした。
先生、やっぱり海は人を開放的にします。
・
・
・
ピンポンパンポーン
「3年D組、。至急職員室まで来るように。」
「ー、今日お前職員室に呼ばれてただろ?何したんだよ?」
「岳人…はついに前科者になってもうたんや。」
「…は!?何したんだよ?」
「自由研究の宿題で自分と日吉の官能小説提出したらしいで。」
「ば…官能小説じゃないわよ、ライトノベルよ!」
テニス部の部室でレギュラー陣に取り囲まれながら尋問を受ける私。
海の開放的な性質を研究していたはずが、完成してみると
いつのまにか私とぴよちゃんさまの夏の想い出に仕上がっていた。
でも、夏休みもあと1日しかなかったし書き直すこともできないから
ノリでそのまま提出したら、先生にこっぴどく叱られたというわけです。
「…てめぇ、テニス部に変態がいるって噂になってんだぞ。どうしてくれるんだよ。」
「うっさいわね、元から変態ばっかじゃないのここの部活は!」
「『日吉君のその肢体を包み込みたい…』て完全に官能小説やないか、これ。」
「ちっがうっていってんでしょ!題名見なさいよ、題名!」
「『ぴよちゃんさまと私のトロピカルサマー☆』…頭悪そうな日本語だな。」
「跡部に言われたくないわよ。返して…よ!」
職員室で先生に投げつけられた渾身の自由研究を、跡部の手から奪い去る。
すると、その瞬間背後から何者かにその自由研究をまた奪い去られてしまった。
「っちょっと、かえ……ぴよちゃんさま…。」
「これは……どういうことですか。」
うわぁ、目が怖い。瞳孔開いてるんじゃない?完全に殺し屋の目ですよ、日吉さん。
その後、怒り心頭のぴよちゃんさまが初めて私にアイアンクロ―を繰り出してきました。
今まで女子だからという一点のみで、手をあげてこなかったらしいですけど
もう、女子だと思うことすら腹立たしいので容赦なくいきます、とのこと。
周りでがっくんや忍足が、「よくやった!」なんて拍手してるけど、こっちはそれどころじゃないんです。
ぴよちゃんさまったら私への愛が溢れだしているのかな?力加減がちょっとおかしいですよ?
……痛いです、体も心も痛いです。愛しのぴよちゃんさま。