携帯の着信音が鳴り響いた。



♪〜… 



「……新年早々嫌な音が聞こえる。」



このおどろおどろしい着メロを設定している人物からの着信。
心当たりはもちろん1人しかいない。



「…はい。」

「遅い。何やってんだ、グズ。」

「……まずは明けましておめでとうございます、様。からでしょ。新年早々罵倒って何よ。」

「…お前…、元日のこんな時間まで寝てたのか?」

「正解ー。今からもう1回寝るとこでーす。」

「…っは、しけた正月だな。」

「……何なのよ。何か用なの?」

か?あけおめことよろー。」



急に声が変わった。
先ほどまで話していた跡部の代わりに出てきたのは、忍足。
…寝起きで回らない頭も段々と冴えてきた。っちぇ、もう1回寝たかったのに。



「…ことよろー。何、あんた達正月から遊んでるの?」

「せやねん。なんや跡部が初詣行きたい言うてな。」

「…初詣?2人で?」

「2人で。」


正月から男二人で初詣…。しかも、跡部と忍足で…。

想像するだけでシュールすぎて、つい笑みがこぼれてしまう。
どんな画なのよ、それ。2人が無表情でお賽銭入れて願い事したり、
おみくじ引いたりしてるわけ?何それ、超見てみたい。


「…ふーん…。で、何で電話してきたの?」

「どうせは寝てるんやろな、思って。初詣行ってないんやろ?」

「あー…、行ってない。そして行く気もない…。」

「あかん。そんなことやからは神様から何の恩恵も受けられへんねんぞ。
 いつまでも成功者の搾りカスみたいな恩恵しか受けられへんでええんか?

「そこまで言うか。搾りカスてあんた、私は必死に生きているんだぞ。

「一年の計は元旦にありや。ええから、はよ用意せぇ。迎えに行ったるから。」

「えー。…えぇー。」

「…俺と跡部と一緒に初詣行けるのに断るのなんか日本中探してもぐらいやぞ。罰あたりめ。」


いや、むしろそれが嫌なんだけど気づかないかな。
あんた達2人と出かけるなんて、絶対目立つじゃん。そして道行く見知らぬ人々から
絶対にコソコソヒソヒソ陰口言われるじゃん。
「あの子何なのかな、召使いか何かかな?」「そんなわけないじゃん、ものすごく遠い親戚の友達かなんかでしょ。」
みたいなことを言われるに違いない。新年早々私の心に地味なボディーブローをくらわせるに違いない。


「だーってさー…。今まだ私パジャマだし。用意するとしてもあと30分はかかるよ。」

、跡部が30分ものことを待ってられる思うか?」

「無理でしょうな。だからさ、2人でいってらっしゃい。」



ピンポーン…



「あ、ゴメン。誰か来たみたいだから切るね。ごめん!」



ラッキー♪
いいタイミングで誘いを断ることができた。
だってほら。1日ゴロゴロするって決めた日に何か予定が入ると余計に家でゴロゴロしたくなるじゃないですか。

私はベッドに携帯を放り投げ、玄関へ向かった。



ガチャッ



「はーぃ……?」





「新年早々雑巾絞ったみてぇな顔しやがって。」



ドアを開けると、腕を組んで仁王立ちする跡部。
その後ろには携帯を片手に持ちながらひらひらと手を振る忍足。


ちょっと…、ちょっと今頭が混乱してるけど取り合えず


「なんだ雑巾絞った顔って、全く想像がつかないわ!!」

「…うるせぇ。雑巾みてぇな服着やがって。

「あんたは今、全世界のユニクロユーザーを敵に回したわよ。」

、はよ着替えて行くで。」

「…えー、だから行かないって…。」



まさか押し掛け訪問してくるなんて…。どんだけ暇なんだあんた達…。
というか、別に私じゃなくてもよくない?


「がっくん達誘えば?」

「岳人達は毎年地元のメンバーでカウントダウンからの初詣行くらしい。」

「…へー…。じゃあ樺地は?」

「樺地は…、今年は日吉と鳳と行くんだと。」


目を逸らして答える跡部の目はどこか寂しそうだった。
まるで飼っていた犬に手を噛まれたような、そんな感じ。


「ぷふーっ!ついに樺地にもフられてやんのー!そんで仲良く忍足と2人で初詣ですか、ぷーっクスクス。」

「………元旦に1人で寝てるお前が言うセリフか。」

「…まぁ、ごもっともだけどね…。…てか、寒っ。とりあえず部屋あがってよ。」


玄関でこんな立ち話してるなんて…。
他の人に見られでもしたら絶対噂になるよ。
新年になっても相変わらず容姿だけには恵まれた2人が家の前で押し問答してるなんて。


























「……着替えました。」

「おう。…なんや、つまらん格好やな。着物とかないんか?」

「あるわけないじゃーん、あってもわざわざ初詣には着ないよ。」


結局、私も初詣に行くことになりました。
もう行くなら行くで、さっさと終わらせたいなと思った私は
早速服を着替え、跡部と忍足の待つリビングへ。


跡部はこたつに入ってえらく感動している様子。…そっか、跡部の家にこたつなんかある訳ないもんね。
忍足はちゃっかりみかんを食べながらまったりしていた。

2人が一斉にこちらを振り向き無表情のまま言葉を続ける。



「あーん?…着物も持ってねぇのか。」

「普通は持ってないってば。」


不機嫌な顔を崩さないまま、跡部が携帯を手に取る。
…何よ、自分で言うのもなんだけどこの格好は結構イケてると思うんだけど?


「……あぁ、今すぐ着物を調達してくれ。あぁ、そうだ。」

「……ねぇ、それってもしかして。」

に着せるためやろ。」


ピッ


跡部が手元の携帯を切り、一息ついてこちらに目線をやった。
私の足から頭までをじろりと観察して、そして一言。


…そんな木こりみたいな服で俺と一緒に歩けると思うなよ。

「ちょ、木こりって何よ!これはベストって言うんですー、流行ってるんですー。」

「なぁ、。もう他にみかんないん?」

「え?…ってうわぁあああ!あんなにあったのもう全部食べたの?!信じらんない!


こたつの上には無残にも剥かれつくしたみかんの皮…。
しれっと3つも食いつぶしやがって、この関西人…!


「…っていうか、私も寒い。こたつ入れてよ。よいっしょ…と。」

「おい、足ぶつけてんじゃねぇよ。」

「知らないわよ、あんたが端っこに避ければいいでしょ。」

「お前と違って足が長いからな。」


フフンと勝ち誇ったように私を見下す跡部。うわー…物凄く憎たらしい!
こたつの中でのびのびとくつろぐ跡部の足を蹴ってやりました。
それはもう盛大に蹴ってやりました、足が長くて残念でしたね!!

それに怒った跡部が、次は私の足を蹴りました。それも脛。脛はいかんだろ、と。
私が悶絶しているところに、追い打ちをかけるように四字固めを繰り出す跡部は、年が明けてもやっぱり鬼です。
それもアホの鬼。アホだからこんなことするんだ、口には出せませんけどね!


「いっ…たいってば!やめてよー!」

「大人しくこたつをあけ渡せば許してやる。」

「はいはい、もう喧嘩しなや。ほら、跡部携帯鳴ってんで。」

「……おう…、あぁ入れ。」



ガチャッ



跡部が携帯を切ったと同時ぐらいに、玄関のドアが開いた。
入ってきたのはいつもよく見る跡部の執事さんと数名の女性。

手には大きな荷物を持っている。
それはおそらく先ほど跡部が頼んでいた着物なのだろう。


「…おい、着てこい。」

「…えー、でも私自分で着れない。」

「そんなことわかってんだよ、着付係も呼んでるから早くしろ。」


…さすが用意周到。
もうこれは着ていくしかない流れですね。



























「…おまたせー。どう?アイドルも真っ青の似合い具合じゃない?」

「わー、新年初スベりやな。」

「スベ…すべってないから!」

「まぁ、何着てもパっとしねぇのは元が悪いんだろうな。」

「あんたねぇ、いい加減私も手が出るわよ?」


好きで普通顔に生まれてきたわけじゃないのよ、あんたがもし私の顔で生まれ変わったらどうする?

って聞くと、すっかり閉口して「それは勘弁。」とか言うのやめてください。
本気でちょっとヘコむから。乙女心が鈍器で殴られたように痛むよ…。


「ほなまぁ、ぼちぼち行こか。あんまり遅なったら混んでくるしな。」












連れてこられたのは近所の小さな神社。
お昼を既に過ぎていたこともあって、人もまばらな状態になっていた。
とは言えやはり客足は途絶えることなく、少し気を抜けばはぐれてしまいそうな程だ。


しかし…逆に厄介だわ。
まだ周りの人も見渡せないぐらいの人混みの方が良かった。

だって…、ほら。道行く人、特に女性の視線が私の上空20cm程の場所に集中してるもん。
目線の先なんて追わなくてもわかる。間違いなく跡部と忍足が目立ちすぎなんだ。

その間に挟まれる形になった私はいつものことながら居心地が悪い。すこぶる悪い。
…こんな綺麗な着物を着たって、普段着の2人以上に視線を集めることすらできないなんて、悔しい。

何となく、歩きながら列の端へと移動するとすかさず跡部の檄が飛ぶ。


「おい、どこ行くんだ。」

「…いや、真ん中やだ。」

「ちょろちょろしてたらはぐれるだろうが。」


そう言って私の腕を引っ掴み、意地でも忍足と跡部の間に配置する。
っちょ…何なの?まさか…まさか私の隣にいたいとか、そんな新年早々おぞましいこと言うんじゃないでしょうね。


「……勘違いしてんだろ。」

「何がよ。」

「…隣にお前がいた方が…」

「……いた方が…?」

「俺様が引き立つだろうが。」



バシッ



「っ、いてぇな。」

「お…女の子になんてこと言うのよ!性格の悪い女子か、お前は!

「まぁまぁ、跡部もほんまのこと言いなや。」

「ほんまのことてなんやぁあああ!何なの、気分悪い!」



バッグを振りまわして怒る私に、それを笑う2人。
こんな様子もまた良い具合にこいつらを引きたてる演出になってしまうのだろう。

…はぁ、本当来なきゃよかった。
毎度毎度のことだからわかってたけど、正月ぐらい笑顔でいたかったよ…。


そうこうしてるうちに、小さな神社のゴールにたどり着いていた。

お賽銭を投げ入れ、きちんとお参りして…。
フと隣を見てみると、意外にも真剣な顔で跡部がお祈りしてるもんだから、つい噴出してしまった。
どうせ「今年もカッコイイ技名が思い浮かびますように」とか祈ってるんだろうな。
忍足はというと、さっさとお祈りを終えて階段を下りていた。


「待ってよ、忍足。…あ、綿菓子食べたいー。」

「綿菓子?そんなんあったか?」

「えー、出店があるんだからそりゃどっかにあるでしょ。」

「おい、待て。」


跡部も後から階段を下りてくる。何をそんなに長い間願ってたんだか。
跡部でも神頼みなんかするのね、とちょっと微笑ましくなってしまったのは秘密。


「綿菓子探しに行こうよー。」

「あーん?面倒くせぇ、もう帰るぞ。」

「何言ってんの、初詣と言えばこのプチお祭り感が楽しいんじゃない。」


マフラーに顔をうずめ、両手をアウターのポケットに突っ込みながら
跡部が気だるそうな表情で睨みをきかせる。
睨んだって引かないんだから。さっきの暴言を私は忘れていないぞ。


「でも…ここらへんに綿菓子なさそうやで?」

「……むー…。じゃありんご飴でいいや。」


あーあ、綿菓子が良かったのになぁ。
小さい頃の初詣と言えば、朝早くから家族で出かけて帰りには絶対綿菓子食べてたんだよねぇ。


「ほな、はよ買っといで。」

「え、忍足達はいらないの?」

「バーカ、いるに決まってんだろ。早く買ってこい。」

「後で絶対に殴る。この着物脱いだら速攻で殴ってやるから。」

























「はーい、ありがとねー。」

「おばちゃん、ありがとー。」


りんご飴を3本。
こんなにたくさん買ったのなんて初めてかも。

両手でやっと支えられる、りんご飴の嬉しい重み。
今すぐ甘い蜜に吸いつきたくなるのを我慢して、2人のもとへと急いだ。








「…あ、おー……い……?」


着なれない着物で必死に走ってきた私が見た光景。


やたらと目立つ跡部と忍足が、見知らぬ女性の集団に囲まれ笑顔で談笑しているところだった。
……はぁ、また逆ナンなんかされてるよ中学生のくせに…!

こうなってしまうと、まさかあの集団の中にずけずけと入っていけるわけがない。
そんなことしようものなら、容赦なく舌打ちされたりするに決まってる。

あー、でも早くしないとりんご飴溶けちゃうよー…。
取り合えず、2人に必死でアイコンタクトを送ってみるけど気づく由もなく。





覚悟を決めて、特攻しようと思ったその時。





女性達と談笑しながら、忍足と跡部はどこかへ行ってしまった。
いやいや…え、ちょっとどこ行くのよ。私を待ってるんじゃないの?

まるで2人っきりで来てたかのように、私なんかいなかったかのように、
自然に立ち去って行く奴達。


その場で呆然と立ち尽くすしかない私。





「あ…あいつら、何なのよ…!!」





可愛い女性に囲まれて浮かれやがって、馬鹿野郎!
ってか、置いて行くにしても連絡ぐらいよこしなさいよね!

こんな派手な着物着せられて1人でどうしろっていうのよ、あんの野郎…!


呆然とした後に、ふつふつと怒りがわいてきた。
これは余りにもひどすぎる。
嫌がる私を無理矢理初詣なんかに引っ張り出した癖に、
自分達はちゃっかり抜け駆けするなんて。

あー、くっそ。悔しくて涙が出そう。




…涙なんて流してたまるか。
絶対仕返ししてやる、直接は出来ないだろうから間接的に…、呪いとかそういう類にかけてやる!

私は気を紛らわせるため必死に歩いた。
さっさと神社を後にし、りんご飴を握りしめてひたすら歩いた。



神社からしばらく歩いた場所にある、スーパーの前を通りがかった時。



「あれ?ちゃん?」

「ふぉ……、た、田中君?」



スーパーの袋を抱えた田中君とばったり出くわした。
必死に歩いたおかげで涙はもう乾いていた。良かった、また田中君に心配かけちゃうもんね。



「どうしたの?初詣の帰り?」

「う、うん。そうなの。田中君はお家のお使い?」

「そうなんだよ、何か今日は親戚が集まるから鍋だー…って。」


苦笑しながら、片手のレジ袋を見せてくれる田中君。
…あー、癒される。私の荒んだ心を浄化してくれる田中君の笑顔がヤバイ。


「…ちゃん、そんなにいっぱいりんご飴食べるの?」

「え?…あ、あー…えーっと…これはね呪いの儀式に必要なんだ。

「ちょっと…新年早々どうしたの?りんご飴使う儀式とかあるの?顔怖いよ?」

「……はぁ…。ほんと、元日から何してんだろ私。…そだ、田中君これあげるよ。」


どうせこんなにあっても食べれないしね。
捨てるぐらなら食べてもらった方がりんご飴も嬉しいはずだ。
りんご飴に住むりんごの精も許してくれるはず。



「え…いいの?ありがと。」







「よくねぇよ、返せ。」











田中君にしっかりと渡したはずのりんご飴を、
横からスっと取りあげたのは






「……何してんのよ、あんた。」

「何がだ。てめぇ…人を待たせておいて勝手に帰るって…どういう神経してんだ、馬鹿。」

「そ…それは跡部達でしょー!私を置いてどっか遊びに行っちゃってさー!」



りんご飴を片手に持ちながら、もう片方の手で私の頭を締め付ける跡部に
必死の抗議をするも、両手がふさがっていて応戦できない、悔しい。

私の片手からりんご飴をひょいと取りあげ、
すました顔でぺろぺろそれを舐め始めたのは忍足。



「ちょ…私もまだ食べてないのに!」

「何言うてんねん、待っとったのに。」

「嘘ばっかり。女の人達とどっか行っちゃったじゃん。」



隠し通せるとでも思ってたのかしらね。
あの時の光景が脳裏に浮かんで、またフツフツと怒りが湧いてきた。



「あーん?あれは…」

「どーせ私は引き立て役ですよ!勝手にどこでも遊びに行けばいいじゃん!私は困んないから!」

「………、今めっちゃ憎たらしい顔してるわー。かわいないで。」

「だから!可愛くなくて結構です!あんた達なんか知らない!」



もー…なんで1年の始まりの日がこんなムカツク日なわけ?
本当朝からやり直したい。もうやだ、こいつら。


ポカンとする田中君に別れを告げ、慣れない着物にイラつきながら歩みを速めると
後ろからスタスタついてくる足音が聞こえる。

……どれだけ早く歩いても、平気でついてくるその足音。



イライラはピークに達した。



「っなんなのよ!もうほっとブファッ!…っちょ…な…何?












振り返った瞬間、私の顔に押し付けられる白い物体。
なんっ…かベトベトする……あま……あ、甘い?



「……え。」

「わざわざ人に聞いて探して来たったのに、可愛くないやっちゃなー、ほんま。」

「…謝れよ、俺に。」



りんご飴を舐めながらケラケラ笑う忍足。
私の顔にぐりぐりと綿菓子を押しつけてくる跡部。


……今、私は猛烈に恥ずかしい。



「……ナンパされてついていっただけじゃないの。」

「馬鹿か。短絡的すぎんだよ、思考が。」

「ほら、もうええから食べーや。欲しかったんやろ?」



立ち尽くす私を誘惑する懐かしい匂い。

思考とは裏腹に、私の手はそれを求めていた。



「……おいしい…。」

「ありがとうは?」

「……ありがと。」









今回は私が悪かった。
まさか跡部と忍足が、私の為に綿菓子を買いに行ってくれるなんて思わなかったんだもん。

………初詣も悪くない。そんな年明けでした。




















「…ちょっと食わせろ、それ。」

「んー?いいよ。はい。」

「…何や、跡部綿菓子食べたことなかったんか?」

「………甘いな。」

「美味しいでしょ?もうあげないけどね。」



跡部から綿菓子を奪い取り、綿菓子を頬張る私。
もう1個買ってきなさいよ、と言おうとしたその時、

反対側から綿菓子にかじりつく跡部。
一つの綿菓子を2人で食べてるこんな状態、有り得ます?




「ちょ…ちょちょちょ、何してんのよー!なくなっちゃうじゃーん!」

「うるせぇ。」

「何、綿菓子ってそんな美味しかったっけ?」



私の持つ綿菓子に、2人が同時にかじりつく。
私の分がなくなる!と思ったけど…

なんだかその光景がやけに面白くて。
例えるなら、ペットを餌付けしているようなそんな感覚。

いつもはカッコつけてる2人の情けない姿を見て大笑いしてしまった。




そんな今年の初笑い。









跡部・忍足ルート END